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【最小3ミクロンの微粒子】つくるならナノレベル湿式粉砕・噴霧乾燥


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化粧品、全固体電池などに求められる「微粒子」とは?

●化粧品:マイクロプラスチックビーズ代替原料
世界中で日々大量に発生する「海洋プラスチックごみ」は長期にわたり海に残り、水質汚染の原因の一つとなっています。
中でも、一部の化粧品などに使われているマイクロプラスチックビーズは、水に溶けない・数ミクロン程度で小さいため回収が難しいといった課題があります。
米国では、2015年にマイクロビーズ禁止法(Microbead-Free Waters Act of 2015)を制定するなど、化粧品におけるマイクロプラスチックビーズの使用禁止・削減の動きが各国で見られています。
これにより、マイクロプラスチックビーズ代替原料の開発・研究が進められています。

●全固体電池
2050年カーボンニュートラルに向けた自動車規制に対応するため、従来よりスマートフォンなどに使われているリチウムイオン電池(LiB)に加え、より高エネルギー密度化・高入出力化・安全性を高めた全固体電池の研究・開発が進められています。
特に、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けに電池メーカー、自動車メーカーが近々での全固体電池の本格実用化を目指しています。
この中で、全固体電池の性能を向上させるために、原料粉体の微粒子化・新規材料の開発・研究が進められています。

最小3ミクロンの微粒子がつくれる「ナノレベル湿式粉砕→噴霧乾燥」(受託加工)

上記のような「微粒子」の需要拡大に対応すべく、2024年5月に【4流体ノズル対応噴霧乾燥機 スプレードライヤー(6号機)】を導入しました。
昨年導入した微小ビーズ対応横型ビーズミル(ピコミル)と併せて使うことで、最小3ミクロンの微粒子を生産できるようになりました。

STEP1

ナノレベルの湿式粉砕ができる
微小ビーズ径φ0.05mm対応横型ビーズミル(ピコミル)


詳しい設備仕様はこちら

スプレードライの基本がわかる 【スプレードライ】 もおすすめ!

STEP2

噴霧乾燥で、最小3ミクロンの微粒子へ造粒
4流体ノズル対応噴霧乾燥機 スプレードライヤー(6号機)
※※2024/5導入※※

詳しい設備仕様はこちら

テストデータのご紹介:二酸化ケイ素(SiO2)の噴霧乾燥

4流体ノズル対応噴霧乾燥機 スプレードライヤー(6号機)を使用して噴霧乾燥した乾燥粉末の生産能力・測定結果をご紹介いたします。
※ご紹介する測定結果は、お客様の秘密情報の漏洩や不正利用等を防ぐ為、弊社独自で作成したスプレードライテスト品のデータです。

弊社所有の従来機では10ミクロン以下の微粒子は生産能力が落ちていましたが、4流体ノズルを使った噴霧方式により、高い生産能力を実現しました。

従来機スプレードライヤー(1号機) スプレードライヤー(6号機)
噴霧方式 アトマイザーディスク方式 4流体ノズル方式
生産能力(kg/h) 1.2 21.7
粒子径(μm) 11.4 8.0
水分率(%) 6.4 3.2


スプレードライヤー塔内(4流体ノズル噴霧)


二酸化ケイ素(SiO2)乾燥粉末のSEM画像

(4流体ノズル噴霧)

 

少量試作~大量生産まで対応可能なスプレードライヤーラインナップ

この他設備も併せてワンストップ受託製造で、生産コスト・手間を低減してみませんか?

今回の記事内容、受託製造等のお問合せはこちらからお願いします。