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スプレードライヤーの教科書:03 スプレードライヤーの乾燥能力


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乾燥能力の表し方

スプレードライヤーの乾燥能力(生産能力) は水分蒸発量で表します。
水分蒸発量(kg/h) とは、乾燥工程の前のスラリーから水分をどれだけ乾燥・蒸発させることができるか⇒時間あたりどれだけの水分を飛ばすことができるか、を表すことができます。

生産能力(時間あたりに得られる乾燥品の重量) は、水分蒸発量だけではなく、スラリーの固形分濃度によっても変化します。
水分蒸発量は、スプレードライヤーに吹き込む熱風の入口温度- 出口温度の差に比例します。

水分蒸発量と生産能力の関係

スプレードライ乾燥前に、1 時間あたりに生産できる乾燥粉体の想定数量を計算してみましょう。
■前提情報
・スプレードライヤーの水分蒸発量: 140kg/h
・スラリー: 200kg、固形分20%       とする。

① スラリー中の水分量を求める。

スラリー200kg の内、水分率は、(100- 固形分20)=80%である。

水分量は、200kg × 80% = 160kg となる。

② 水分量160kg を乾燥させるのにかかる時間を求める。

 160kg ÷ (140kg/h) ≒ 1.14h

③ 1 時間あたり生産できる乾燥粉体の想定数量を求める。

固形量(スラリー200kg、固形分20%) 40kg ÷ 生産時間1.14h ≒ 35.09kg/h

水分蒸発量と熱風温度の関係

水分蒸発量の影響因子である熱風温度は、どのように関係しているのか見てみましょう。

■前提情報
設備仕様書の規格値
熱風温度差:Δ200℃の場合、水分蒸発量は140kg/h とする。

実際の運転では、入口温度230℃、出口温度110℃の場合、水分蒸発量は次の通りです。

140kg/h × (230℃ - 110℃) ÷ 200℃ = 84kg/h

今回の内容をまとめたPDF資料はこちら>>>

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※下記PDF資料は、無料ダウンロード可能、無断転載禁止となります。

03 スプレードライヤーの乾燥能力