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お酒はアルコール消毒にならないの?いや、なってほしい


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From,山野

 

誰もが、思ったことあるでしょう

 

「度数高かったら、アルコール消毒できそう」

 

え、お酒が大好きなわたしだけ?

 

病み上がりで、念願のお酒が飲めるとき

 

「ビールで消毒!!」

 

なんて冗談を耳にしたことはありませんか?

 

お酒でアルコール消毒できるか、真剣に調べました。

 

お酒は、アルコール消毒になる?

 

結論:ほとんど、なりません。

 

 

残念ながら現実はそう甘くなかったようです。

 

一般的に消毒に効果的なアルコール濃度は、70%前後。

 

ところが、ビールは5%、ワインは12%、ウイスキーで40%。どれも全然届きません。

 

アルコール消毒は、100%よりも、70%のほうが効果があるそうです。

 

エタノールが殺菌やウイルスを破壊する際は、水も必要なのです。

 

じゃあ、70%のウォッカは?

 

お酒に詳しい方なら、気づいたのでは?

 

「70%以上のウォッカなら、どうなの?」

 

新型コロナウイルス感染症が流行していたあのとき、

 

医療の現場では手指消毒用のエタノール確保が難しい状況でした。

 

このような非常事態においては、

 

「手指消毒用に限っては、高濃度エタノール製品を代替品として使用しても差し支えない」

 

と厚生労働省から事務連絡が出ていました。

 

お酒で体内は消毒できませんが、濃度を調整して、手指の消毒用にすることはできるそうです。

 

がっかりしたあなたへ

 

「結局、お酒は消毒にならないのか・・・。ちっ」

 

と思ったそこのあなた

 

科学的な意味では“消毒液”にはなれないけれど、

 

日々の疲れを洗い流す“心の消毒液”としてなら、

 

十分役割を果たすことができるかも?!

 

 

さあ、今日も一杯いきましょうか!

 

 

アルコールは有機溶剤の一つで、

 

揮発性が高く、火気や引火性には注意が必要です。

 

通常の設備では安全性や効率面で制限がかかることもあります。

 

そこで当社では、

 

有機溶剤対応・クリーンルームの乳化分散機があります。

 

高濃度アルコールやその他有機溶剤を扱う製品でも、安全に、かつ効率的に乳化・分散加工が可能です。

 

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