あのー、サスのやつありますか?
From,山野
お玉、焦がしました。
鍋に掛けてたら、気づけば柄の部分がぐにゃっと変形。
溶けてました。
「これはもう、溶けないやつにしよう」
そう思ってお店へ。
探すこと5分。どこにあるのか分からん。
結局、店員さんに聞くことにしました。
山「あの~、サスのお玉ありますか?」
店「さ、さす??フォークですか?」
――あ、やってもた。完全に現場用語丸出しでした。
製造業にいると当たり前に使っている「サス」。
あなたも「サス」、言いますよね??ね??
そもそも「サス」って何?
工場にある設備の素材でよく出てくる「サス」は、
SUSは、「Steel Use Stainless」の略で、日本産業規格JISで定められたステンレス鋼の総称を SUS(サス)のことを指します。
時々、「サス」って「ステンレスの略でしょ?」と思われがちなんですが、
実は単なる略称ではありません。
ステンレス(Stainless)とは、鉄に一定量以上のクロムを混ぜて作られた「錆びにくい合金」のことなのです。
「サス」って100種類以上あるねん
SUS304、SUS316L、SUS430・・・。
実は「SUS」という名前のステンレスは100種類以上もあるそうです。
数字が違うだけに見えますが、それぞれ性能や得意な用途が異なります。
例えば、さっきのサスのお玉はこんな感じ。
当社にある設備の仕様を見てみると、主に使用しているのが「SUS304」と「SUS316L」でした。
SUS316LがSUS304より耐食性に優れている理由のひとつが、「モリブデン(Mo)」という金属を含んでいることです。
このモリブデンが、薬品や塩分による腐食を抑える働きをするため、より厳しい環境で使用される設備に採用されています。
一方、SUS304は汎用性が高く、多くのタンクや配管などで使用されている代表的なステンレスです。
| SUSの種類 | SUS304 | SUS316L |
| 特徴 | 汎用性が高く、幅広い用途で使用される | 薬品や塩分に強い |
| 主な配合成分 | クロム(Cr)、ニッケル(Ni) | クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo) |
| 得意な環境 | 多くの産業設備で採用される標準的な環境 | 腐食性物質を扱う環境や高耐食性が求められる環境 |
お玉から工場まで“サスだらけ”
家庭ではお玉やシンク。
工場では乾燥設備やタンク。
用途は違っても、「さびにくく、長く使える」というステンレスの特長が活かされている点は同じです。
世の中、思った以上に“サスだらけ”です。
「当社の設備では、どんなSUSが使われているの?」と思った方は、ぜひ設備スペックシートをご覧ください。




