日カラココカラ

化学用語も技術も、「それ、気になってた。」をほっとかない。

いけっ!ハルトマン!!~粉じん爆発を防ぐ、縁の下のヒーロー~


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From,ふじもと

 

みなさんは「ハルトマン」というワードを耳にして、

 

何を思い描きますか?

 

先日、製造現場を歩いていると、こんな会話が耳に入りました。

 

「この粉、ハルトマンやった?」
「条件どうする?」

 

私はこの時、初めて「ハルトマン」という言葉を耳にしました。

 

何そのかっこいいワード!!

 

どんな必殺ワザがあるんだろう…とワクワクしました^^

 

私が思い描いたのは、なぜか緑色のヒーロー。

どんなヒーローか気になったので調べてみました。

 

すると、緑色のヒーローかどうかはさておき、

 

粉体を扱う現場では欠かせない重要な存在でした。

ハルトマンとは

ハルトマンとは、粉じん爆発の評価試験法を確立した研究者の名前(Hartmann)に由来し、

 

ハルトマン式試験は、粉体が爆発する可能性があるかどうかを評価するための試験を指します。

 

試験方法は、粉体を空気中に分散させ、着火源(火花など)を与え、爆発の有無を確認します。

 

この試験でわかる爆発下限濃度は、試験装置や条件に依存する指標であるため、注意が必要ですが、

 

「危ない/危なくない」という印象論ではなく、

 

その粉体が“粉じん爆発リスクを持ちうるか”を実験として把握できるという点です。

 

いつもニヤニヤ、いやっ、ニコニコ?している事業開発課のブイさんから

 

ハルトマン試験の動画を手に入れたので共有しますね(・ω・)ノ

 

現場では、
「ハルトマンやった?」=試験を実施した?
「ハルトマンの条件どうする?」=試験条件をどう設定する?
「ハルトマン空いてる?」=装置が使える?

 

といった具合に、試験名と装置名をひとまとめにして会話に登場します。

粉じん爆発はどうして起こる?

粉じん爆発は、主に以下の条件が重なったときに発生します。

 

〇可燃物(粉塵)
〇酸素
〇着火源(火花・静電気など)

 

粉体は表面積が大きく、空気中に舞い上がると燃焼反応が一気に進み、

 

爆発的なエネルギーを生じることがあります。

 

たとえば、小麦粉をお皿に盛って火を近づけただけでは何も起こりませんが、

 

粉が舞ったとき、そこに火の気があると…大爆発!!なんてことがあります。

 

郡山地方広域消防組合様が、粉塵爆発について分かりやすい動画を上げてくださっているので、

 

こちらも共有させていただきますね。

私自身、普段お菓子作りで小麦粉をよく使いますが、

 

粉が条件次第ではこんなに危険性を持つということを知り、驚きました。

ハルトマンは、粉じん爆発から守るヒーロー

ハルトマンは派手さはありませんが、現場の安全を支える縁の下の力持ちです。

 

リスクを「見える化」して、事故の未然防止につなげる――そう考えると、

 

名前がヒーローっぽく聞こえるのも納得です(^ω^)

 

私たちの粉じん爆発を防ぐため、

 

今日もいけっ――ハルトマン!!!

 

実は、私たちの会社もハルトマンと同じ立ち位置かもしれません。

 

粉体加工において、安全性・品質・再現性を支えるために、目立たない部分で技術を積み重ねています。

 

粉体加工でお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。